研究課題/領域番号 |
18K12553
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分03050:考古学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
内記 理 京都大学, 文学研究科, 助教 (90726233)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ガンダーラ / 浮彫画像帯 / 仏教 / 仏塔 / 考古学 / 東西文化交渉史 / タキシラ / インド / 東西交渉史 / 玄奘 / 舎利容器 / 唐宋 / 仏教文化 / 彫刻材質 / 棺形容器 |
研究成果の概要 |
本研究では、ガンダーラ(パキスタンのハイバル・パフトゥンフワ州)の仏教寺院址出土のガンダーラ彫刻のうち、浮彫画像帯の分析をおこなった。浮彫画像帯にはブッダの生涯を描いた仏伝物語などが彫刻されるが、それらが各時代においてどのような様相をもっていたかはこれまでに整理されてこなかった。仏教寺院址から発掘調査で出土した彫刻を取り上げ、分析をおこなった結果、各時代の様相を確認することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究の結果、各時代において、ガンダーラで作られた浮彫画像帯がどのような様相を持っていたかが整理され、仏教美術の流れの一端が明らかになった。ガンダーラにおいては、ブッダの姿を積極的には描かない浮彫画像帯を用いていた時期と、ブッダが説法し、崇拝される姿を積極的に描く浮彫画像帯を用いていた時期の、2つの時期があったらしい。日本を含めた東アジアの仏伝図像を理解する上でも重要な研究成果である。
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