研究課題/領域番号 |
18K12561
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分03050:考古学関連
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研究機関 | 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所 |
研究代表者 |
佐藤 由似 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 企画調整部, 主任専門職 (70789734)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ポスト・アンコール / 輸入陶磁器 / ロンヴェーク / スレイ・サントー / アンコール / 王都 / 貿易 / クメール陶器 / 明 / 中国陶磁 / アンコール王朝末期 / 陶磁器 / アンコール王朝 |
研究成果の概要 |
本研究はカンボジア中でも衰退の時代と考えられてきたアンコール王朝末期からポスト・アンコール期にかけての王都出土遺物の調査をもとに、当時の社会・経済・宗教的変容について検討を試みるものである。ポスト・アンコール期の王都ロンヴェーク出土陶磁器の調査により、ロンヴェーク政権はアユタヤと政治的対立を続けていたにもかかわらず、出土遺物から見る限りは相当量の交易をおこなっていたことが垣間見られる結果となった。また、スレイ・サントーにおいては14世紀ごろの輸入陶磁器を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アンコール末期からポスト・アンコール初期にあたる14世紀から16世紀にかけての陶磁器の様相を把握することができた。とりわけ16世紀にロンヴェークでは相当量の遺物量を確認し、衰退の時代と言われた中でも積極的に対外貿易をおこなっていたことが判明した。
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