研究課題/領域番号 |
18K12575
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分04010:地理学関連
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
手代木 功基 摂南大学, 外国語学部, 講師 (10635080)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 景観 / 乾燥地 / 放牧地 / 分断化 / 砂漠化 / 植生 / 家畜 / 景観の多様性 / ナミビア / 植生変化 / 分断 / アフリカ / モンゴル |
研究成果の概要 |
本研究は、地球上に広く分布しながらも開発から取り残されてきた放牧地における、土地の私有化・囲い込みや保護区の設置、土地利用の変化等によって進展する「景観の分断化」の実態を解明することを目的としている。研究期間中、最も重視していた海外調査を実施できない期間が長期に渡ったため、現地調査を十分には行えなかった。一方で、文献研究の結果、景観の分断化が進む放牧地が世界各地にみられること、放牧システムと放牧地の自然環境の変化に関して世界的に共通点がみられることが明らかになった。これらの成果をもとに、調査対象地であるナミビア乾燥地域の景観の分断化を世界的な動きに位置づけ、成果を発信していく予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放牧地における景観の分断化は、多様な景観へのアクセスを減少させ、放牧地の資源に依存して暮らす牧畜民に負の影響をもたらしている。こうした事実は、グローバルな気候変化に起因する放牧地周辺の環境変化にともなって、ますます自然資源利用が不確実性を増している現在、景観の多様性(不均一性)がますます重要になってきていることを示唆しているといえ、景観の多様性を保全していく必要性を提示できた点に学術的・社会的な意義がある。
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