研究課題/領域番号 |
18K12577
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分04010:地理学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人土木研究所 |
研究代表者 |
南雲 直子 国立研究開発法人土木研究所, 土木研究所(水災害・リスクマネジメント国際センター), 専門研究員 (00599665)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 土砂輸送 / モンスーン / 河床材料 / 粒度分布 / 季節変化 / 河口水位変動 / 縦断分級 / 川幅 / 地形発達 / 周期変化 / 水位 / 洪水履歴 / 水位変化 / 流量変化 / 季節変動 / セン川 / トンレサップ湖 / カンボジア / スタウン川 / チャネルバー / 微地形 |
研究成果の概要 |
本研究では、カンボジアのトンレサップ湖の流入支川を対象に、モンスーンの作用による湖水位及び河川水位・流量の季節変動に着目しながら、流れや流路、地形の特性、土砂輸送の季節変化の機構を検討した。主な対象地域としたセン川下流域においては、トンレサップ湖の影響を受けて洪水流は堰き上げられ、河口近くでは水没する場所があることを確認した。セン川下流域の土砂輸送はこのような季節変化の影響を受けるために、流路幅は河口に向かって狭くなること、河床材料の淘汰がよく縦断分級すること等を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、水理・水文環境の季節変動を伴う、モンスーン環境下における河川の土砂輸送特性を整理するとともに、カンボジアの複雑で多様な生態系を支える湖岸の地形特性や形成史の一端を明らかにしようとする点で学術的に有意義であると考える。また、開発や気候変動等によって従来の環境が変化する、あるいは失われつつある中で、湖岸域の生態系の持続可能性や災害脆弱性、受け得るインパクトへの対応を検討する上での基礎資料としても本研究の必要性は高いと考える。
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