研究課題/領域番号 |
18K12581
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分04020:人文地理学関連
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研究機関 | 公立鳥取環境大学 |
研究代表者 |
佐藤 彩子 公立鳥取環境大学, 経営学部, 講師 (60756500)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 介護サービス産業 / 労働力不足 / 介護福祉士 / 地域差 / 就業特性 / 特別養護老人ホーム / 福岡市 / 筑豊地域 / 職業経歴 / 介護福祉士養成学校 / 福岡県 / 介護サービス / 専門職従事者 / 飯塚市 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、福岡市と筑豊地域を対象に介護福祉士比率に地域差があることとそれを生みだす要因を、介護福祉士の就業特性に着目しながら、両地域の特別養護老人ホーム(以下、特養)管理者へのインタビューとそこで働く介護福祉士へのインタビューやアンケートを通して解明することにある。福岡市の介護福祉士の就業特性は婚姻関係・居住形態等の個人属性に加え、事業所規模や経営方針、養成学校の立地特性等、複数の要素が関連して生じていた。また、筑豊地域では完全失業率が高い等労働市場が劣悪であるにもかかわらず、既婚男性やシングルマザーがその地域の介護サービス産業の中心的な担い手になっていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人口規模や人口構成の異なる上記の両地域を対象に独自にデータを集めることを通して、介護サービス労働力が大幅に不足すると見込まれている大都市圏であっても、その中心都市と周辺都市とでは介護福祉士の就業特性やその確保のしやすさには違いがあり、結果として介護福祉士比率には地域差が生じることを確認することができる。これにより、労働力不足緩和を目的とした介護サービス従業者研究に地理学という新たな視点を取り入れることの必要性を提示できる。
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