研究課題/領域番号 |
18K12594
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分04030:文化人類学および民俗学関連
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研究機関 | 岩手大学 (2023) 国立民族学博物館 (2018-2022) |
研究代表者 |
神野 知恵 岩手大学, 人文社会科学部, 准教授 (20780357)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 伊勢大神楽 / 門付け / 家廻り芸能 / 民俗芸能 / 農楽 / 家廻り / 獅子舞 / わらべうた / コロナ / 巡業 |
研究成果の概要 |
2020年からのコロナ状況下で、調査・研究ができない期間があったが、その後延長したことにより日本と韓国の様々な門付け芸能および家々を巡って行われる民俗行事について広く研究することができた。とくに伊勢大神楽の回檀の現状について重点的に調査を行った。なかでも戦後に廃業した伊勢大神楽の社中が回檀先の地域に残した文化的な影響に注目し、インタビューや文献調査を通じて検討した。それらの研究成果は、写真展示や映像民族誌の制作およびその上映イベントを多数行って一般公開に努めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
家を廻る専業の芸能集団の多くが戦後に廃業したが、伊勢大神楽や徳島県の木偶まわしは現在回檀の活動を続けている。彼らは、芸能者が本来担ってきた宗教・民間信仰的な機能を教えてくれる貴重な存在である。本研究で近現代の伊勢大神楽の回檀文化の変遷を通じて、「家」という空間が持つ意味の変化を知ることが出来た。また韓国の農楽との比較により、東アジアの文化的共通性を探ることができた。
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