研究課題/領域番号 |
18K12613
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分05010:基礎法学関連
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
齋藤 宙治 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (20779392)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 法社会学 / 法の実証分析 / 子どもと法 / 子どもの権利 / 年齢差別 / ステレオタイプ / 子ども法学 / 子どもの地位 / 差別 / 偏見 / 交渉 / 差別・偏見・ステレオタイプ |
研究成果の概要 |
本研究は「子どもに対する差別(年齢差別)」という新しい視座に基づく。現代社会には大人中心の世界観が浸透しており、大人と子どもの区別はあたかも当然のこととして人々に受け入られている。しかし、本研究はこの当然の区別に疑義を呈する。各種法制度内の場面において、人々が子ども(未成年者)に対して持っているステレオタイプ・偏見・差別の構造を実証的に研究した。その分析結果に基づいて、子どもに対する「事実上の差別」が社会内に存在するのではないかという問題提起を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
他のマイノリティ集団(人種・性・障害者等)に対する差別に関する実証研究は蓄積が進んでいる。これに対して、本研究は、子どもに対する差別の構造に本格的に取り組んだ研究として新規性があり、学術的意義がある。そして、超高齢社会に突入し子どものマイノリティ化が急速に進む日本において、次世代の社会を担う子どもの利益・権利を真に適正に確保することは重要な課題である。そのために「子どもに対する差別」の構造を解明することの社会的意義は大きい。
|