研究課題/領域番号 |
18K12620
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分05010:基礎法学関連
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研究機関 | 阪南大学 |
研究代表者 |
池田 雄二 阪南大学, 経済学部, 准教授 (50723144)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 集合動産担保 / 倉庫 / 担保史 / 非典型担保 / 危機 / 担保 / 集合動産 / 金融 / 元寇 / 日露戦争 / 渋沢栄一 / 動産担保 / 動産質 / 蔵 / 知的財産権 / 並合 / ABL |
研究成果の概要 |
在庫等の集合した動産(集合動産)の担保化を活性化するための方向性を示すために担保法史や実務の観点から、経済・経営史の知見の協力も得つつ、検討した。 以上の成果によって、第一に、担保制度は戦争、経済、災害等の危機を契機に変動するため、その時代の社会状況や制度に適応してきたこと、第二に、担保物の占有形態は担保目的物が担保権者にとって占有する価値があるものか否かによって変化するため、現代では抵当形態が多くなっていること。第三に、設定者による占有はそのモラル的リスクが高まるため、第三者的な保管機関である営業倉庫がその防止に重要な役割を果たしうること。 以上から、倉庫研究が不可欠であるとの知見に至った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
集合動産の担保化は古今東西に例があるので、我が国古今の担保法制や現代実務を軸としつつ、古代ローマ、近代フランス、明治期の倉庫を利用した担保、経済・経営史の各研究者や実務法曹との協働研究を行った。これにより担保権設定者が担保物を保管する危険は古今東西で顕在化しており、第三者たる倉庫の利用がみられたこと、そして現在進行中の立法作業では保管機関の検討が手薄であり、その検討の必要性を確認した。
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