研究課題/領域番号 |
18K12641
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分05030:国際法学関連
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研究機関 | 東北医科薬科大学 (2020-2021) 東北大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
加藤 雄大 東北医科薬科大学, 教養教育センター, 講師 (70802221)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 難民 / 国民 / 国際法 / 戦間期 / 国籍 / 成員資格 / 移民 / 無国籍 / 地位 / 属人法 / 市民権 / 人格 / 住民 / 無国籍者 / 国際移動 |
研究成果の概要 |
近時の大規模な国境を越える人の移動を規律するためには、諸国家の協働が必要とされている。そのための諸条約があり、多くの国家はそれらを批准しているが、しかし、協働は実現していない。本研究の成果は、そもそも関連諸条約の意味内容が諸国家間に十分堅固に認識されていない可能性を疑い、それらの基本的要素をなす諸概念をめぐり歴史上最も激しく議論が交わされた戦間期の国際法にその基礎を求めたものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は、国境を越える人の移動が国際法によって規律される理由を構成する最も重要な一要素(「保護の欠如」)について、その導入にいたる歴史的文脈を19世紀フランス市民法学との連関において明らかにした点にある。また、社会的意義としては、近時の大規模な国境を越える人の移動を規律する堅固な認識の基礎となる諸要素を、歴史的な文脈とともに実証的に明らかにしたことが挙げられる。
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