研究課題/領域番号 |
18K12645
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分05030:国際法学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
沖 祐太郎 九州大学, 法学研究院, 専門研究員 (90737579)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 国際法の受容 / シリア・レバノン / アラビア語国際法学 / 移民 / エジプト |
研究成果の概要 |
本研究においては、日本も含めた非ヨーロッパ世界の諸社会が、近代ヨーロッパに起源を持つ国際法という規範をどのように理解し、受容していったか、あるいはしなかったのかという課題を、19世紀末から20世紀初頭のアラビア語圏に注目し、特に当時の人口動態上重要なインパクトを持ったシリア・レバノン系知識人の役割に注目して検討したものである。検討の結果として、当時の国際法学上、主流になりつつあった実証的な国際法学とは異なるものが広く伝達されていたこと、そして各論者の政治的立場を反映した形での言説の中、国際法の観念はあくまで各自の政治的主張を裏付けるための道具として用いられていたことが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が持つ第一の意義は、ヨーロッパ起源の国際法がアラビア語圏に対して決して単線的に受容されてきたわけではないことを示したことにある。第二の意義は、国際法の受容過程というものは、現在の国家を単位にのみ考えるだけでは不十分であり、当時の社会の構成や流動性を前提としなければならないことを示した点にある。
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