研究課題/領域番号 |
18K12706
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分06010:政治学関連
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研究機関 | 山梨県立大学 |
研究代表者 |
石垣 千秋 山梨県立大学, 人間福祉学部, 准教授 (90636218)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 医療政策 / 専門職 / プロフェッショナリズム / 社会保障 / 制度改革 / 医療 / 不作為 |
研究成果の概要 |
日本の社会保障制度の構築、改革において、利益集団としての日本医師会が果たして来た役割は大きいものの、「医師」全体を包括する組織が不在の日本においてプロフェッショナルとしてその専門性を十分に発揮してきたとは言い難い。一方で、医学の新しい知見を政策の変更のためのアイディアとして注入するチャンネルも弱く、優生保護法に基づいたハンセン病対策の面において「不作為」とも言える禍根を残してきたことも新たに見えてきた。 今後はこの成果を論文、特に日本の医療制度等について十分に海外に情報が発信されていない状況を踏まえて、英語論文と取りまとめ公表していくことに力を注いていきたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
諸外国でも議論となる政策と専門的知識の関係についての成果について一定の貢献をすることができた。特に、政策に効果的に専門的知識が注入するケースだけでなく、専門的知識の更新が効果的に行われないケースについて検討を重ねる必要性を発見したことが、今後の研究の展開にとって重要であると考える。 社会的には、おりしもパンデミックの中にあり、ますます重要性が認識されている専門家の役割について、新しい知見を提供していくことが可能となっただけでなく、他国との比較の可能性も開いていくことができると考える。
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