研究課題/領域番号 |
18K12728
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分06020:国際関係論関連
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研究機関 | 東京大学 (2020) 中央大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
田中 周 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任研究員 (10579072)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 国際関係論 / 安全保障 / 経済開発 / 反テロ政策 / 中国 / 中央アジア / 新疆 / ウイグル / 反テロ / 中国-中央アジア関係 / 安全保障-経済開発のネクサス / 反テロ政策・戦略 / 新疆ウイグル自治区 |
研究成果の概要 |
本研究は、「安全保障-経済開発のネクサス」の概念を用いて、新疆における中国の反テロ政策を分析する事を目的とする。三年間の研究を通じて、結論は二点ある。第一に、新疆の事例においては、二つの「安全保障-経済開発のネクサス」が存在する。①中国政府による安全保障の確保無しには、新疆の包摂的な発展は実現しない。②中国政府がテロ問題に効果的に対処するためには、中央アジアおよび新疆における貧困の削減と経済開発の促進が不可欠である。第二に、シルクロード経済ベルト(SREB)構想のもとでの新疆の社会経済発展の見通しに関して、新疆は中国東部の沿岸地域と中央アジア市場を結ぶSREBの「核心区」となりつつある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的独自性は、「安全保障-経済発展のネクサス」という概念を用いて、新疆の反テロ政策を軸とする中国-中央アジア関係を分析する点にある。加えて本研究の創造性(学術的・社会的な波及効果)は、これらの概念からなる理論的枠組みは、学問分野・地域を超えて一般化が可能と考えるため、本研究によって得られる知見は様々に比較・応用が可能な点にある。
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