研究課題/領域番号 |
18K12729
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分06020:国際関係論関連
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研究機関 | 同志社大学 (2020) 東海大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
富樫 耕介 同志社大学, 政策学部, 准教授 (80803444)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ユーラシア / 内戦 / テロリズム / 未承認国家 / イスラーム国 / ナゴルノ・カラバフ紛争 / 国家の構築と解体 / ゆれ動く境界 / 分離主義紛争 / 紛争の平和的解決 / コーカサス / ロシア / 国家の解体と構築 / 住民世論 / イスラーム過激派 / グローバル・ジハード / 旧ソ連地域 / 分離主義 / 民族紛争 / チェチェン / イングーシ / 紛争研究 / ダイナミズム / メカニズム |
研究成果の概要 |
本研究は、ユーラシア地域の6つの分離主義的紛争のメカニズムを明らかにし、紛争のダイナミズムを説明することを目的とした。研究成果としては、第一に、コーカサスの紛争にメカニズムとダイナミクスを解明した単著を刊行したことがあげられる。同書では、コーカサス地域の非国家主体がユーラシア地域の安全保障に与える影響についても急進的イスラーム勢力を例に考察した。第二に、チェチェンやダゲスタンで現地調査をし、紛争後の地域にいかなる問題が残っているのかを考察した点があげられる。調査の成果は査読つき論文として刊行し、ロシア・東欧学会研究奨励賞を受賞した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
旧ソ連地域の紛争はダイナミクスに富み、現在も様々な問題を提起しているが、この紛争の起源・経緯・結果などを整理し、複数の紛争を比較することで紛争のメカニズムを明らかにしようとする試みはこれまで十分に行われてこなかった。本研究では、こうした試みを行い、主にコーカサス地域に軸足を置きながらも、他のユーラシア地域の紛争について理解する際も役立つ分析枠組みを提供した。
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