研究課題/領域番号 |
18K12735
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分06020:国際関係論関連
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研究機関 | 名城大学 (2020-2022) 大阪国際大学 (2019) 大阪経済法科大学 (2018) |
研究代表者 |
森口 舞 名城大学, 理工学部, 助教 (80774893)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | カリブ / キューバ / ジャマイカ / トリニダード・トバゴ / CARICOM / ナショナリズム / カリブ共同体 / 南南関係 / カリブ文明 / 地域主義 / 地域統合 / 外交 |
研究成果の概要 |
本研究は、カリブ諸国、特にキューバ、ジャマイカ、トリニダード・トバゴを事例に、政治の視点から、相互の関係性や国・地域に対するアイデンティティの実相とその背景の一端を明らかにした。地域内でも特殊な立場にあるキューバに対する関係性や意識の変遷を明らかにした他、ジャマイカとトリニダード・トバゴで実施した意識調査からは、両国市民のアイデンティティを外国に対する好悪感情から分析している。また、カリブ全域で人口の多数を占めるアフリカ系の人々のアイデンティティをアフリカ系宗教の規制法に着目して考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カリブは、植民地と奴隷制の歴史、先住民の激減、そして海に浮かぶ小さな島が多いという歴史・地理的条件から、近隣の国家同士の関係が世界の他地域と比較して相対的に薄い。このようなカリブにおいて、人々が他国、地域に対してどのような意識を持ち、国々が関係性を築いてきたのかを知ることが本研究の目的である。孤立するかに思われたキューバと他カリブ諸国との関係など、こうした地域独特のアイデンティティのあり方の理解があって説明が可能となるイシューは少なくなく、ここに学術的、社会的意義があると考える。
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