研究課題/領域番号 |
18K12758
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07030:経済統計関連
|
研究機関 | 九州大学 (2019-2022) 統計数理研究所 (2018) |
研究代表者 |
廣瀬 雅代 九州大学, マス・フォア・インダストリ研究所, 助教 (30739199)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 統計的推測 / 貧困率推定 / 小地域推定 / 統計的開示制御 / 統計的推測法 / 経験的ベイズ法 / 平均二乗予測誤差 / 統計 / 公的ミクロデータ / 貧困率推定法 / 貧困対策 / 格差是正 |
研究成果の概要 |
細かい区分ごとの貧困層実態把握のために, 有用な実データへの適用を意識した統計的推定法の開発とその理論保証を目指した. その結果, 複数の研究成果を残すことができ, 国際誌への掲載や国内外の学会/研究集会で研究報告を行った. 特に, 統計科学のトップジャーナルの一つに掲載された研究成果も存在する. また, 貧困率推定に活用されうる特定の統計的モデルを想定した下で, 予測誤差を考慮した統計的推定法の改良とその理論的保証にも取り組み, 貧困率推定への応用可能性を高めることもできた. しかし, 当初の研究計画の中には未だ対応しきれていない課題も存在するため, 今後も取り組んでいきたいと考えている.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により, 想定しているデータ発生モデルに妥当性がある場合, より効率的な小行政区分別貧困率の推定の実現が期待できる. その結果, 実態を反映しやすい貧困実態把握資料作成が可能となり, より効率的な貧困対策や格差是正対策への期待を高められると考えている. さらに, ある仮定の下であれば, パンデミック初期段階であっても従来法より信頼性の高い分析に貢献するのではないかと期待している. すなわち, 医学・医療データ分析にも将来活用可能である. もちろん, さらなる応用分野にも活用されうると考えている.
|