研究課題/領域番号 |
18K12761
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 西南学院大学 |
研究代表者 |
亀井 慶太 西南学院大学, 経済学部, 准教授 (60756526)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 動学的寡占一般均衡 / 企業内分業 / 企業生産性 / 環境 / 経済厚生 / 労働市場 / 国際貿易 / 寡占的一般均衡 / 微分ゲーム / 寡占的一般均衡理論 / 動学分析 / 経済成長 / 所得分配 / 寡占競争 / 非貿易財部門 |
研究成果の概要 |
本研究プロジェクトは、企業内分業及び環境等に関する動学的設定を寡占的一般均衡理論に導入し、動学的一般寡占均衡モデルに拡張し、国際経済下における企業間競争の激化が経済に及ぼす影響などを分析したものである。 動学的一般寡占均衡理論下において、企業内分業を導入した場合、貿易自由化が両国の企業生産性を増加させる可能性が示唆された。 また、国際貿易と環境問題の相互作用に関し、国際協力が最も効果的な環境保全手段であること、摩擦のない貿易が環境問題の緩和に寄与する可能性があること、および貿易コストが環境への悪影響をもたらす可能性があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究においては、企業内分業モデルと環境問題を寡占的一般均衡理論に組み込むことで、国際貿易や環境政策に関する新たな知見が得られた。 企業内分業の研究においては、貿易自由化が両国の企業生産性向上に寄与することが示され、国際貿易政策のあり方や企業戦略の策定に有益な情報が提供されると考えられる。 環境問題の研究においては、寡占的一般均衡理論に微分ゲームを取り入れることで、国際協力や貿易政策による環境への影響を、複数市場の相互依存関係があるもとで、動学的に詳細な分析が可能となった。これにより、環境保護と経済発展の両立に向けた政策立案や企業の環境配慮戦略が促進される可能性があると考えられる。
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