研究課題/領域番号 |
18K12764
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 一橋大学 (2021-2022) 東京大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
中川 万理子 一橋大学, 経済研究所, 講師 (30779335)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 移民 / スキル移転 / 文化受容 / エスニシティ / 国際移動 / 言語 / 摩擦 / 言語的障壁 / 国際移民 / スキルトランスファー |
研究成果の概要 |
サブプロジェクト(i)言語圏内外の移住・英語圏への移住に関する意思決定に対してスキル移転の困難が与える影響の分析、(ii)国際移住に伴うスキル移転の困難度合いが移住先の言語構成に依存するモデルへの拡張、(iii)スキル移転可能性に関して労働者間で異質性があるモデルへの拡張、のうち(i)についての成果はInternational Economic Journalに、(ii)(iii)に関する成果はReview of Development Economicsに掲載された。複数のエスニシティが存在する社会での文化受容の様相を分析し、Journal of Urban Economicsに掲載された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題から得られた成果は、国際的な人口移動・移住の活発な昨今において重要である。まず、使用言語の異なる移住先において生じる、労働者のスキル移転に対する摩擦を理論的に分析することで、移民の労働者としての側面を捉えた。加えて、マジョリティ・マイノリティ人口が存在する社会(この場合マイノリティ人口=移民と想定)において、互いのエスニック財の消費の観点から相互文化受容について分析することで、移民の居住者・消費者としての側面を捉えた。これらの研究成果は国際学術誌に掲載されるなど、学術的にも一定の評価を得ているし、移民について複合的に焦点を当てた分析を行うことは、実際社会を把握する上でも意義がある。
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