研究課題/領域番号 |
18K12775
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 明治大学 (2021) 東北大学 (2019-2020) 東京理科大学 (2018) |
研究代表者 |
土屋 陽一 明治大学, 商学部, 専任准教授 (70711620)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 経済予測 / アンカリング効果 / 国際機関予測 / 期待形成 / 情報硬直性 / 区間予測 / 国際機関 / 金融危機 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、国際通貨基金、世界銀行、アジア開発銀行、欧州復興開発銀行といった国際機関が作成・公表する経済予測を評価した。予測精度やバイアスの方向、その程度は、予測機関によりさまざまであるが、顕著なバイアスを示す例はそれほど多くなく、中期的な観点でその正確性が示された。国際機関は、民間経済主体の期待形成においてアンカー機能を概ね果たしており、期待の安定化に貢献している。民間経済主体は、国際機関の予測に含まれるバイアスを考慮することで、より正確な期待形成が可能であることが示唆される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義は、これまで見過ごされてきた主要な国際機関の経済見通しを検証し、その正確性、バイアス、アンカー機能を明らかにした点である。社会的意義として、(1)唯一信頼できる機関は存在しないものの、(2)国際機関予測はアンカー機能を果たしており、(3)民間経済主体はそれらの予測に含まれるバイアスを考慮することでより正確な期待形成が可能であることが分かったこと、が挙げられる。
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