研究課題
若手研究
研究期間中、1回の研究報告を行い、6本の論文(編著本収録論文2本を含む)を発表・執筆した。【研究報告について】研究テーマを発展させた内容である、「国際会計事務所と国際税務サービスの発展:Price Waterhouse, Coopers & Lybrand を中心に」を経営史学会関東部会にて報告した。コロンビア大学に収蔵されたPrice Waterhouse, Coopers & Lybrand 史料を用いて、会計事務所の税務サービス部門の発展史を探究した報告を行い、有益なコメントを得たをこのテーマは、2023年度より新規採択された「大手国際会計事務所の国際税務サービス発展史の実証研究」に引き継がれ、研究を深耕する予定である。【研究論文について】2020年度からの研究プロジェクトに基づいて、関西大学出版部より『合意形成と制度 ―租税条約、明治維新、官僚人事―』を編著者の1人として刊行した。担当パートの二編中、「第4章 国際課税ルールの世界的合意形成が誕生したとき ―1920 年代の国際連盟とイギリス」は、本科研テーマを総覧する内容の章となった。また、「第1章 合意形成と制度――序言・総説――」でも、本科研テーマを国際政治学的な背景からまとめることで、研究の関心範囲を拡張させた。これらは、昨年度に出稿し、2023年5月に刊行された『税務弘報』 収録の「100年前の国際課税ルールに関する世界的合意 現代の国際課税改革の課題を見出す」の関心を引き継ぐものでもあった。また、科研費テーマから派生した研究として、企業史料論に関する論文(イギリス、アメリカ合衆国のビジネスアーカイブズ研究)2本、レトリカルヒストリーに関する研究1本を投稿し、採択された。
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すべて 雑誌論文 (15件) (うち国際共著 1件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 6件) 学会発表 (17件) (うち国際学会 6件) 図書 (1件)
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