研究課題/領域番号 |
18K12833
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
野口 寛樹 福島大学, 経済経営学類, 准教授 (70735951)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 非営利組織 / 高齢者 / 組織ルーチン / 組織存続 / 資源蓄積 / 仕事実践を組織化するためのデザイン原理 / 標準化 / カスタマイゼーション |
研究成果の概要 |
本研究の目的は①組織ルーチンの生成・構築、また②構築された組織ルーチンが、組織存続にどのような影響を与えるのか、を非営利組織における高齢者という人的資源の利用、活用を対象に明らかにすることである。本研究の成果は以下となる。まず、ボランタリーな活動を主に行う組織の資源蓄積、すなわち、どのような組織成員を質的にまた量的に参加させ組織存続を図るのかについて、ボランタリー組織のクライアントに対するサービス提供を検討するに、4つのパターンがあることを示した。続いて、組織存続に影響を与える組織ルーチンを参照して生じる多様な仕事実践を組織化するためのデザイン原理を指摘した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義:非営利組織研究は多元的であり計量書誌学的レビューによる分析でも、様々な分野からの研究が行われていた。ただその中でも、組織ルーチンという視角からの分析は少ない。本研究は、ボランティア性をもつ組織成員の要求とクライアントの要求の相互関係を基礎に、組織存続に影響を与える組織ルーチンを参照して生じる多様な仕事実践を組織化するためのデザイン原理を探索的に指摘した。 社会的意義:非営利組織における組織存続を考えるに、組織成員とクライアントの相互関係を特に考える必要があり、仕事実践を組織化するためのデザイン原理を考える中では、人工物にも注目をしたその活動の作り込みが重要になる点が指摘される。
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