研究課題/領域番号 |
18K12837
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
大沼 雅也 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 准教授 (30609946)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | イノベーション / ユーザーイノベーション / 医療 / 普及 / 技術経営 / 産学連携 / 経営学 |
研究成果の概要 |
本研究の成果は主として三つある。一つは、新たな製品技術の登場と共に行為主体の日々の実践もまた変化していくという共進化のプロセスを、PCIという医療実践の発展に関する事例研究を通じて明らかにしたことがある。二つ目は、専門家ユーザーが自身の所属する専門職組織において、新たな実践を導入していく際の課題を個人・組織・社会という三つの視点から理論的に整理したことである。三つ目は、ユーザー主導の下に生まれた実践が、広く普及していくメカニズムを理論と事例から明らかにしたことである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が着目した「専門家ユーザー」が駆動するイノベーションの過程について、既存研究は部分的に知見を蓄積してきたものの、とりわけ、急進的な革新(ラディカルイノベーション)の進展に対して、専門家ユーザーが果たす役割については、ほとんど研究が行われてこなかった。また、専門家ユーザーによる革新への関与は、とりわけ医療や福祉、科学関連産業といった高度な専門的知識・技能を中軸とする分野において広く見られ、それらは我が国における重要な産業と位置づけられている。こうした課題について一定の知見を蓄積してきた点に本研究の学術的・社会的意義がある。
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