研究課題/領域番号 |
18K12844
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 宮崎公立大学 |
研究代表者 |
市村 陽亮 宮崎公立大学, 人文学部, 准教授 (80811116)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 主体的キャリア / キャリアの責任 / ジョブ・クラフティング / 行為の予測 / 自己主体感 / sense of agency / キャリアの依存 / 組織的支援 / 行為 / コントロール / 組織の中心性 / 日米比較 / well-being / キャリア / 主体性 / 組織的エンゲージメント |
研究実績の概要 |
2022年度の実績としては、まず第一に2022年9月3日と4日に開催された、産業組織心理学会第37回大会における単独発表を挙げることができる。本報告では、これまでの研究、特に文献調査による成果をまとめて報告したものである。キャリア論における従来の研究では主体性を十分に定義できなかったことを指摘したうえで、認知科学におけるminimal self及び自己主体感(sense of agency)の議論を踏まえて、キャリア形成における主体性についての論点を明らかにした。この報告を通して、行為の予測とキャリアの主体性という新たな視座を提起した。 もうひとつの実績は、先の報告から続いて、ジョブ・クラフティング研究の日本における第一人者である高尾義明先生とのオンライン研究会を通じて、研究の方向性が決まったことである。ジョブ・クラフティングという行為、及びその行為に影響与えるものの予測がキャリアにおける主体性にどのような影響を与えるのかを明らかにしていくこととなった。 最後に、上記の方向に即した調査の実施である。Amazon Mturkを用いた調査の1回目を実施した。wave2or3予定しているが、Amazon Mturkの仕様変更に伴い、調査を一時的に止まっている状況である。次年度に調査を継続となっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
Amazon Mturkの仕様変更により、思うように調査ができていない。速急に問題を解決し、wave2or3の調査に着手したい。 また、前年度の報告をもとにした投稿論文を作成中であるが、こちらの作成も完了していない。こちらについては、研究者自身の所属先が変わるなどの環境変化による作業の遅れが原因である。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は延長申請の一年ということもあり、成果を形とする年度であると考えている。 まず現在行なっている調査を7月までに完了し、その調査の分析を報告や投稿を行う。 次に、前年度の報告をもとにした論文についても7月に1回目の投稿を行い、審査を経て、今年度の投稿完了を目指す予定である。
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