研究課題/領域番号 |
18K12848
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 成蹊大学 |
研究代表者 |
浜松 翔平 成蹊大学, 経営学部, 准教授 (00751257)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 中小企業 / ものづくり / グローバル戦略 |
研究実績の概要 |
本研究は、ものづくり中小企業がグローバル成長を果たすための要因について明らかにすることを目的としている。ものづくり中小企業がグローバル成長を果たす上での課題は、経営資源が限られた中で、いかに海外事業を成長させるかであり、さらに、国内事業をどのように再編成するかという点である。そして、グローバル展開することで得られる強みをどのように全社で活用するかという点も課題である。すなわち、海外展開後の各拠点間のマネジメントを探求することが求められる。これは、国内にとどまる企業に比べて複雑なマネジメントの検討が必要である。海外展開を実施した後に、いかに海外事業と本国事業の成長を果たすかという点に着目する研究を実施してきた。
2022年度は、オンラインを用いた継続的インタビュー調査と研究結果の概念化が中心的な活動であった。オンラインツールを活用して、複数の特徴的な戦略を実施する企業に対して複数回継続的にインタビューを行いながら、これまで行ってきた調査結果の概念化、そしてまたインタビューを行いその概念の妥当性の確認という往復を行うことで、日本のものづくり中小企業のグローバル戦略のパターンを抽出する作業に専念した。来年度は、本研究の最終年度にあたる。インタビュー調査と概念化の作業は継続しつつ、これまでの日本のものづくり中小企業を研究することで得られた結果を先行研究と比較しながらその位置づけや独自性を明らかにし、研究結果の書籍化や論文化をする作業に注力する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2022年度においても、研究計画時予定していた中国やタイなどアジア地域に訪問して新しい調査データを獲得する事はできなかった。一方で、過去のケースを整理して、オンラインのツールを用いながらインタビュー調査は継続的に実施できた。最終年度にあたる次年度はインタビュー調査を継続しつつ、研究成果のまとめに注力する。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度においては、これまで収集・整理した調査データの概念化とインタビュー調査の往復、そしてこれまでの研究結果の書籍化、論文化に注力する。
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