研究課題/領域番号 |
18K12850
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 成城大学 |
研究代表者 |
久保田 達也 成城大学, 社会イノベーション学部, 准教授 (20634116)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 技術軌道 / 研究開発者 / 問題解決プロセス / 認知フレーム / 技術開発 / 技術発展 / 露光装置 / イノベーション / 認知 / 技術の延命 / 技術予測 / 予想外の技術発展 / 半導体製造業界 |
研究成果の概要 |
技術の中には、専門家たちによって予測された技術の発展経路を外れ、予想外の性能伸長を遂げるものがある。本研究の目的は、こうした予想外の技術発展を対象に、なぜ予想外の性能向上を遂げるのか、なぜ事前予測が困難なのかを、特に研究開発者たちの行動に焦点をあてて明らかにすることにある。予想外の発展を遂げてきた光露光装置を対象に定性分析を行った結果、研究開発者たちのもつ「認知フレーム」が有望な技術を過小評価させ、それらの技術への資源投入をさせにくくさせること、その結果、技術軌道が予想外となることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
予想外の性能伸長を対象に分析を行った研究はこれまでいくつか存在したものの、研究開発者の活動や技術に対する認知という側面からこの現象にアプローチした研究はほとんど存在しなかった。イノベーションの基礎となる技術軌道の問題を既存研究と異なる観点から説明したことには一定の学術的な意義があるといえる。また、本研究の知見を含めることで、技術が変化するタイミングをより正確に予測することが期待できる点や、研究開発マネジメントで留意すべき点を導き出せたことは実践的意義があるといえる。
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