研究課題/領域番号 |
18K12855
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 武蔵野大学 |
研究代表者 |
高橋 大樹 武蔵野大学, 経営学部, 准教授 (50780946)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 経営学 / 計量書誌学 / 学説史 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、計量書誌学的なアプローチを用いた、新たな経営学研究の手法を探究することにある。本研究の結果、現在経営学分野において、定量的な分析アプローチを用いて行われている研究には大きく分けて4つのパターンが存在することが明らかとなった。具体的には、①分析目的が知の構造の探究でありかつ分析対象文献が学術論文のみの研究群、②学術論文以外の文献も研究対象としつつ特定の分野の知の構造を探究しようとする研究群、③知の構造の探究以外を研究目的として学術論文以外の文献も扱う研究群、④学術論文を研究対象として用いながらも、特定の分野の知の構造の探究を主目的としない研究群である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は、近年急速に発展しつつある計量書誌学的なアプローチを用いた経営学研究の現状を簡潔に示し、今後の研究の発展可能性を示したという点にある。計量書誌学的なアプローチを用いた研究は、各研究分野の発展経路を「知の構造」という形で明らかにできるという点で、既存の先行研究レビューの手法を大きく発展させるものであり、本研究からはこれまでどのような有力な先行研究が存在してきたのかを簡潔に把握することができる。また、「知の構造」を明らかにするという目的以外にも経営学の分野で計量書誌学的アプローチを用いる余地は多く残されており、その点についても本研究から様々な示唆を得ることができる。
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