研究課題/領域番号 |
18K12856
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 武蔵野大学 |
研究代表者 |
渡部 博志 武蔵野大学, 経営学部, 教授 (40612461)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | フォロワーシップ / リーダーシップ |
研究成果の概要 |
本研究は、組織内の中間管理職に注目し、その人物のフォロワーシップに焦点を当てたものである。上司の下で行動する部下としての行動(フォロワーシップ)は、上司への信頼が強いほど、上司が更に上の立場の人物に対して取るフォロワーシップ行動と類似するものの、その類似度は、上司への信頼と組織へのコミットメントとの間にマイナスの交互作用効果があることが、質問票調査を通じた分析から明らかになった。このことは、上司への信頼という人物の面からは行動を真似るものの、組織への愛着が故に自らの行動を上司という一個人の行動と同質化させないという意識が存在している可能性を示唆するものだと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
上司のリーダーシップの下でのフォロワーシップという観点から既存の研究は多くなされてきていたが、上司が更にその上の立場の人物に対して取るフォロワーシップに着目し、連鎖的なフォロワーシップに焦点を当てた点は、新たな視点を提供する学術的意義があると考えられる。 社会的には、リーダーシップの重要性が叫ばれている昨今、組織内の中間管理職は、自らが託された組織の長としてリーダーシップを発揮すると共に、自らの上司が率いるより上位の組織のもとでフォロワーシップを発揮する存在でもあることを再認識する上での意義があると考えられる。
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