研究課題/領域番号 |
18K12860
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
村瀬 俊朗 早稲田大学, 商学学術院, 准教授 (30795711)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | リーダーシップ / チームワーク / 共有認知モデル / ビジョン行動 / 共有認知 / 市場の理解のズレ / 阿吽の呼吸 / 認知のズレ / 部門間連携 / チームパフォーマンス / 尺度開発 / マネージャー / 認識のズレ / ビジョナリー |
研究成果の概要 |
本研究は、チーム機能を向上させるうえで重要なチームに関するメンバー同士の認識を共有を、リーダーのビジョン行動が向上させるかを検証した。文献調査、インタビューやアンケート調査を行うことで、メンバーの認知を揃えるために必要なリーダーの行動を特定し、定量的検証を行った。結果は、メンバーが認知を共有するためには、リーダーが単なる業務の説明等を行うだけでは不十分であった。より重要な要素は、リーダーが業務やプロジェクトの意義を伝え、メンバー達を説得することで、メンバー達は自分たちがどのように連携をすべきかを深く理解できるため、共有のプロセスが向上する。その結果、チームの機能が高まることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、チームワークを機能させるために重要な共有認知の発達が、一部リーダーによって行われることを明らかにした。リーダーの行動が共有認知の発達に影響することは明らかさにされていたが、リーダーのビジョン行動がどのように共有認知を発達させるかの説明は不十分であった。この結果を明らかにすることで、チームワークの研究領域に重要な貢献を行った。 企業のあらゆる階層のリーダーはチーム運営を必ず行わねばならず、彼らがどのようなリーダー行動を行うべきかを明らかにすることは、組織の活性化に欠かせない。本研究は、リーダーの重要な振舞を明らかにすることで、社会的貢献も行ったと言えるだろう。
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