研究課題/領域番号 |
18K12874
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 広島大学 (2019-2020) 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2018) |
研究代表者 |
井上 祐樹 広島大学, 人間社会科学研究科(社), 助教 (80812388)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | プラットフォームエコシステム / 探索的イノベーション / 経験的エージェントシミュレーション / マルチホーミング / ビデオゲーム市場 / インクリメンタルイノベーション / ラディカルイノベーション / 宿泊市場 / ビジネスエコシステム / 二面性市場 / 宿泊仲介市場 / エージェントシミュレーション / イノベーションマネジメント / イノベーション |
研究成果の概要 |
本研究は日本のビデオゲーム市場のデータを収集し、39のゲームハードウェア、20,292のゲームソフトウェア、1,231のゲームプレイヤーのデータに基づいて、エージェントシミュレーションシステムを構築した。シミュレーション実験の結果、適度な技術的探索性とマルチホーミング(企業が複数のプラットフォームに同じ製品を提供すること)の時間的に動的なガバナンスの採用が、プラットフォームエコシステムのイノベーション創出において最も高いパフォーマンスを上げることを示した。加えて、補完者にとって適度な探索性は、プラットフォーム企業にとっての適度な探索性と大きくことなることも示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プラットフォームエコシステムは、外部の補完的企業とともに潜在的には無制限のイノベーション創出の可能性を持つが、その実現は確実なものではない。本研究は特に(深化的ではなく)探索的な技術をコアとしたプラットフォームを提供する場合に、プラットフォーム企業がエコシステム発展のためにどのような施策を取るべきかについて探求した。本研究の結果は、マルチホーミング(補完的企業が複数のプラットフォームに同じ製品を提供すること)という、本質的には探索的技術の普及に反する補完的製品の設計コンセプトが、適切なマネジメントによって逆に探索的技術によるプラットフォームエコシステムの発展をサポートできるという発見を示した。
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