研究課題/領域番号 |
18K12875
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 釧路公立大学 |
研究代表者 |
上山 一 釧路公立大学, 経済学部, 教授 (80626226)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | イスラム銀行 / 消費者行動 / 宗教性 / 態度形成 / ロイヤルティ / イスラーム銀行 / 消費者行動論 / 購買意思決定 |
研究成果の概要 |
本研究はイスラム銀行利用者の購買行動分析に適用可能な宗教性を評価するための指標に基づきイスラム銀行利用者の態度形成や購買意図に及ぼす影響についてヨルダンでの聞き取り調査から得られたデータを用いて明らかにすることを目的とする。 当該調査から得られた定量データに基づく統計分析より、宗教性の下位尺度である宗教的知識がイスラム銀行利用者の態度形成に正に有意な影響を与えていること、イスラム銀行利用者の利用意図と宗教性の下位尺度との直接的関係性は確認できなかったこと、そして宗教性はイスラム銀行に対する顧客態度を媒介としてイスラム銀行サービスの利用意図に対して間接的な影響を与えていることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の独自性は、宗教的な価値観(宗教性)に関する新たな評価指標を、イスラム金融をめぐる消費者行動分析に導入した点にある。既存研究において、イスラム銀行利用者の購買意思決定に対して、宗教的な価値観がどのような影響を及ぼしているかについては、統一した見解が得られていない。当該研究課題において、イスラム金融をめぐる消費者行動分析に有用である新たな評価指標を構築したことで、イスラム銀行利用者の宗教的な価値観を把握でき、さらには宗教的な価値観や倫理的な価値観を含む広い意味での価値判断が消費者行動に及ぼす影響を少ならず理解することができたと考えられる。
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