研究課題/領域番号 |
18K12878
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
本條 晴一郎 静岡大学, 工学部, 准教授 (50506748)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ユーザーイノベーション / 消費者イノベーション / リードユーザーネス / クラウドソーシング / サーチ / デザイン / ブランド / サイバネティックス / ソーシャルイノベーション / リードユーザー / 遠方検索 / 局所検索 / 製品開発 / マーケティング / 消費者行動 / 商学 |
研究成果の概要 |
本研究では、消費者自身が製品開発を行うユーザーイノベーションにおいて、消費における志向性と革新性がどのような条件で成果に結びつくかを明らかにした。人口動態に割り付けた代表性のあるサンプルに対する統計分析により、分野外情報の探索が新機能実現に有効であることを示し、共創との関係を明確化した。また、ユーザーイノベーションによって消費財の開発・販売を行うデザイナーへのインタビュー調査により、自らの価値観の掘り下げが製品開発のみならずブランド構築に直接つながるという知見を見出した。さらに、消費者イノベーションとソーシャルイノベーションの関係について整理した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究には、消費者イノベーションと共創の関係において、一見不整合であった分野外情報の有効性についての知見が矛盾せずに両立していると示したことで、両者の関係を明確化したという学術的意義がある。また、人々に愛される製品を開発する上で、消費者としての側面を必ず持つ生活者の革新性や創造性が果たす役割を明らかにするという、極めて公共性が高い問題に新たな知見を加えた社会的意義がある。さらに、消費者イノベーションとブランド構築およびソーシャルイノベーションの関係についての理解を前進させた意義がある。本研究の成果は、複数の学会賞を受賞しただけではなく、メディアでの発信を通じて学術の世界を超えて受容された。
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