研究課題/領域番号 |
18K12898
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07100:会計学関連
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研究機関 | 明治大学 (2022-2023) 上智大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
王 志 明治大学, 商学部, 専任准教授 (70635771)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | バーンアウト / 製造業 / 業績向上 / 従業員 / 心理状態 / 製造現場 / 現場力 / 改善活動 / 現場改善 / 燃え尽き症候群 / 従業員心理 |
研究成果の概要 |
バーンアウト研究の成果はヒューマン・サービス業を中心に蓄積され、製造業をはじめとする一般産業界の従業員を対象とするものが極めて少ない。 本研究は、日本の製造業で実践されている改善活動(原価改善やTQC、JIT生産方式など)が製造現場における従業員のバーンアウトをもたらしている可能性が高いと予想し、その発生要因の解明および企業業績への影響を考察することを目的とした。2023年度末に実施したアンケート調査の分析はまだ途中ではあるが、これまで実施したインタビュー調査の結果から当初想定していたようなバーンアウトが起こっていることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
管理会計分野においては、従業員の心理状態を問題視する研究が必ずしも多くない。従業員が感情をもつ人間であり、心理状態のいかんによって、同じ現象に対し異なる意向や行動に至ることがある。本研究は従業員の心理状態のネガティブな側面に注目し、今までの管理会計研究における従業員の心理という要素に関する研究を補足することができた。実際、本研究における調査の結果からは、製造現場における従業員のバーンアウトが起こっていると考えられるような事象を確認することができたので、今後の研究においてそれをいかに解決するかを考えるにあたり、本研究はその手がかりになることが期待される。
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