研究課題/領域番号 |
18K12906
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07100:会計学関連
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研究機関 | 静岡産業大学 |
研究代表者 |
太田 裕貴 静岡産業大学, 経営学部(藤枝), 准教授 (70779834)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 投資の効率性 / 経営者 / コーポレートガバナンス / 複数大株主 / 日本企業 / 買収防衛策 / メタアナリシス / 帝国建設 / リスクテイク / 経営者のquiet life / 設備投資の効率性 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は日本企業において非効率な投資が実施されているか、仮に非効率な投資が実施されている場合はどのような要因によるものか、という問いについてアーカイバルデータを用いて経験的に明らかにすることである。本研究の成果は論文8本(先行研究レビュー3本、経験的研究5本)と学会および研究会報告5回(いずれも経験的研究)で構成されている。その中で経営者が非効率な投資を実施する要因は複数存在すること(自信過剰や在職期間の長期化など)や海外の先行研究とは異なる分析結果が得られることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は日本企業が非効率な投資を実施する要因について検討した。本研究の証拠を踏まえると「経営者の在職期間が長期化している企業や経営者の自信過剰の程度が強い企業ほど大規模な過剰投資を実施する傾向にある」と主張することができる。そして過剰投資は将来業績の悪化を導く可能性が高い。こうした過剰投資を事前に防ぐためにも経営者に対する規律付けをいかにして高めるかを議論することには大きな意義があると思われる。
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