研究課題/領域番号 |
18K12911
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07100:会計学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
天王寺谷 達将 岡山大学, 社会文化科学学域, 准教授 (60709773)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | マテリアルフローコスト会計 / 普及 / 継続的な導入 / 複数価値の創造 / 管理会計 / 継続的導入 / 資源循環 / 持続可能な開発 / 複数評価原理の会計 / 複数価値の追求 / 管理会計手法の普及 / 継続利用 / イノベーション |
研究成果の概要 |
マテリアルフローコスト会計(MFCA)の普及施策についての研究を、継続的な導入の視点、複数価値創造の視点を取り入れることで行った。主たる研究成果として、査読論文5本が公表された。特に、複数価値創造の視点は、重要な成果をもたらした。MFCAは、環境価値と経済価値の両方の創造を促進する手法であるが、情報が貨幣額に集約されることで、環境価値と経済価値のバランスの良い創造は制限されてしまう。MFCAは、情報を経済価値に集約させることで普及したという側面があるが、複数価値創造の視点から課題も残っており、その課題克服のための考察も行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MFCAは環境価値と経済価値の創造を促進する手法であることから、その普及施策を考察する本研究課題による成果は、社会的意義を有していると考えられる。さらに、本研究が視点として採用した、継続的な導入の視点と複数価値の創造の視点は、MFCAのサステナビリティへの貢献を高めるものであって、その社会的意義は大きいと考えられる。また、本研究課題の成果として公表された論文5本は、査読論文として公表されており、学術的な意義も認められている。さらに、天王寺谷・東田・篠原(2020)は、日本情報経営学会令和3年度論文奨励賞(涌田宏昭賞)を受賞している。
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