研究課題/領域番号 |
18K12916
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | ノートルダム清心女子大学 (2020-2021) 東北大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
福田 雄 ノートルダム清心女子大学, 文学部, 講師 (50796307)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 震災遺構 / 東日本大震災 / スマトラ島沖地震 / 記憶 / 地域コミュニティ / 災害遺構 |
研究成果の概要 |
本研究は、東日本大震災とスマトラ島沖地震という二つの津波災害の被災地における震災遺構の保存/解体プロセスを、主としてフィールドワークによって明らかにするものである。東北地方沿岸部およびインドネシア共和国アチェ州で実施した調査によって、二つの被災地における対照的な震災遺物との向き合い方が明らかになった。震災遺構それ自体の記録的価値に加え、その保存/解体のプロセスもまた当該地域の被災後の社会的過程として記述する意義が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インドネシアの被災地では、震災後の地域復興と観光化に資する限りにおいて積極的に被災遺物を保存する傾向が見出された。他方、日本の被災地における被災遺物の保存においては、震災伝承の意義が強調される点は共通するが、遺族感情や消費の対象とすることにかんする抵抗感が見出された震災遺構もある。地域社会における政治的対立や震災以前に遡る文脈、そして震災伝承館の展示や震災遺構をめぐる現在進行形の議論など、慎重に記述する必要があることが明らかになった。
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