研究課題/領域番号 |
18K12922
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 立命館大学 (2019-2021) 東京大学 (2018) |
研究代表者 |
武岡 暢 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (90783374)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 職業 / 尾高邦雄 / 連字符社会学 / 労働 / 職業社会学 / アメリカ社会学 / 都市社会学 / 労働社会学 / 失業 / 被差別部落 / 食肉産業 / 商家同族団 / 都市 / 産業社会学 / 二次分析 |
研究成果の概要 |
都市社会学と労働社会学の分野間分業について検討するにあたり、画期として注目すべきは1950年代の諸研究である。それ以前は必ずしも明確でなかった分業体制が、1950年代以降は各連字符社会学の確立とともに明確化してくる。そうした分業体制の成立過程を跡付けるにあたり重要な作品として、本研究では中野卓『商家同族団の研究』と、尾高邦雄『職業社会学』を取り上げた。学問において下位分野が発達することは健全な発展のプロセスであるとも言えるが、同時に、そうした棲み分けにおいて取りこぼされるテーマがあらわれるという問題がある。本研究はそうした問題を歴史的に研究したものであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
格差や不平等といった現代社会の喫緊の課題に対して、社会学という学問もまた精力的に解明の努力を続けている。そのなかで「職業」という概念は、格差や不平等が世代を超えて再生産される際に重要な役割を果たすものであると考えられている。しかしながらこの概念についての検討はあまり進んでいない。本研究は社会学において職業という概念が用いられなくなっていった過程について、特に都市社会学と労働社会学のあいだの分業プロセスを調べることでアプローチしたものである。
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