研究課題/領域番号 |
18K12927
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
平尾 一朗 大阪大学, 人間科学研究科, 特任助教 (90740217)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 自営業 / 家族従業 / 非正規雇用 / 家族構造 / 社会階層 / 二重構造論 / ジェンダー / 家族 / 世代内移動 |
研究成果の概要 |
自営業からの退出メカニズムと退出後のキャリアを家族構造とジェンダーと労働市場に着目して実証的に分析することにより、自営業者のジェンダーの違いや、自営業者の子どもの有無で退出のしやすさが異なること、退出後のキャリアでは若年層を除き二次的な労働市場への移動に制限されやすいこと、自営業参入前の正規雇用での経験年数がキャリアの安定化をもたらすこと、また、家族成員のジェンダーにより家族従業者のなりやすさに違いがあることなどが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1960年代から近年に至るまで日本では自営業率が低下している。自営業者はいったん自営業に参入すると退出したとしても個人的な要因のためであるという認識が共有されていたため、自営業からの退出についての研究は少なかった。本研究ではなぜ自営業率が低下したのかを自営業からの退出を中心に考察することにより、日本の労働市場のドメスティックな特徴を把握し、転職研究で議論の外に置かれていた自営業者の転職を明らかにし、また、自営業者と非正規雇用者についてそれぞれの退出後の違いをデータにより示した。
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