研究課題/領域番号 |
18K12931
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 釧路公立大学 |
研究代表者 |
北島 義和 釧路公立大学, 経済学部, 准教授 (70782952)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 自然資源管理 / 紛争経験 / 紛争後社会 / 北アイルランド / アクセス権 / レクリエーション / 長期紛争経験 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、北アイルランドの首都ベルファストに隣接する丘陵を対象として、20世紀後半から現在までのその利用や管理の歴史を明らかにすることである。特に当地における1990年代までの紛争やその後の社会変化に注目しながら、丘陵に関わる諸アクターがどのような実践を行ってきたのか、そして彼らの間でどのような協力や軋轢が生じてきたのかについて分析を行った。これらの分析からは、ベルファスト丘陵の歴史においては「紛争問題」と「都市問題」が多様な形で絡まりあっていることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
紛争と自然資源管理の間の関係性を問う環境的平和構築研究の分野においては、これまで紛争当事者間の平和構築という側面に注目がなされることが多かった。しかし、本研究ではベルファストという比較的落ち着いた紛争後社会を対象とすることで、紛争や平和構築の問題と並行して存在し、紛争後にはそのウェイトが増してきている、都市に隣接する自然環境の管理をめぐる問題(特に自然のレクリエーション利用をめぐる問題)についても射程に入れた分析を行い、紛争研究と自然資源管理研究の間の新たな架橋のあり方を提示することができた。
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