研究課題/領域番号 |
18K12935
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
笹島 秀晃 大阪市立大学, 大学院文学研究科, 准教授 (30614656)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 美術 / 制度変化 / 社会ネットワーク / 東京 / ロンドン / ニューヨーク / アート / ネットワーク分析 / 抽象表現主義 / イギリス / 文化生産 / ポップ・アート / 国家 / 市民社会 / 東京・ロンドン・ニューヨーク |
研究成果の概要 |
本研究は、20世紀の都市における美術の制度変化を、日英米の三都市(東京・ロンドン・ニューヨーク)を事例とした比較研究を行うことによって明らかにすことを目指した。具体的には、各都市のアーカイブで収集可能な一次資料や二次文献といったデータに基づきつつ、作品の生産・流通・受容の安定的なやり取りを成り立たせる、社会的なネットワークの変化の分析である。こうした研究を通して、とくに美術館、画廊、大学施設の作品流通における関係性の変化をデータに基づいて明確に記述したことが本研究の成果である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東アジアの諸都市において、西欧や北米主要都市における美術を支える社会的な仕組みは、つねに見習うべき先駆的事例であり、また模倣の対象であった。本研究で明らかにしたのは、こうした西欧や北米諸都市の社会的な仕組みを、社会制度として概念化し、歴史資料の分析や、社会ネットワーク分析といった手法をもちいて変化の過程を明らかにすることであった。明らかにされた知見は、今後、西欧や北米の事例を理解する際に、新たな視点からアプローチすることを可能にするという学術的・社会的意義を有している。
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