研究課題/領域番号 |
18K12937
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 近畿大学 (2020-2022) 島根県立大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
齋藤 曉子 (杉下 曉子 / 齋藤曉子) 近畿大学, 総合社会学部, 准教授 (60780187)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 高齢者福祉 / 中山間地域 / サポート・ネットワーク / 高齢者 / 地域包括ケアシステム |
研究成果の概要 |
本研究では、介護保険制度の再編による中山間地域の要支援高齢者のサポート・ネットワークへの影響について、自治体および地域の高齢者サロンへの半構造化インタビュー調査に基づいて検討した。その結果、福祉サービスが限定的である中山間地域では高齢者の高齢者サロンがフォーマルケア提供だけでなくインフォーマルなサポート・ネットワークとして主要な役割を果たすことが明らかになった。このため制度改正による公的なフォーマルケアの実質的な削減は、要支援高齢者のサポート・ネットワークをフォーマルだけでなくインフォーマルな側面でも縮小させる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、中山間地域の自治体および地域の高齢者サロンへの半構造化インタビュー調査に基づいて地域特性と関連した高齢者のサポート・ネットワークの現状と課題を明らかにした。さらに研究期間内に新型コロナウィルスの感染拡大があったため、感染症の拡大による対人ケア活動の制限が中山間地域でのサポート・ネットワークに及ぼす影響の一端を検討することが可能となった。 上記の成果は今後過疎化が進む中山間地域でどのように高齢者のサポート・ネットワークを構築/維持していくかのための示唆となるだろう。
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