研究課題/領域番号 |
18K12939
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 福岡県立大学 |
研究代表者 |
坂無 淳 福岡県立大学, 人間社会学部, 講師 (30565966)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ジェンダー / 高等教育 / キャリア形成 / 大学 / 研究者育成 / 研究者 / 社会学 / 男女共同参画 |
研究成果の概要 |
本研究では日本の高等教育におけるジェンダー・バランスの不均衡について、以下の2つの研究を中心に研究を行った。研究1:「研究キャリア初期におけるジェンダー差の実態」では、インタビュー調査により、キャリア初期にある研究者のキャリア形成の現状と将来展望について、調査を行った。また、大学院生の不安やメンタルヘルスとジェンダーに関する統計分析を行った。研究2:「大学のジェンダー施策の実態と課題」では、男女共同参画などの部署を持つ日本の大学・機関を対象として郵送調査を行った。上記から日本の高等教育におけるジェンダー・バランスの不均衡の現状と是正について、実証的に検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義の1点目として、研究者キャリアの初期に焦点をおき、男女の研究者の経験や将来展望を把握した点がある。初等・中等教育段階や中堅以降の研究者の分析が多い既存研究に研究キャリア初期のジェンダー差に関する知見を加えることができた。2点目として、個人、機関という異なるレベルで複数の調査を行い、ジェンダー・バランスの不均衡の現状を把握し、その原因と是正策を実証的に研究した点がある。そのため、キャリア初期の研究者など当事者視点のデータから社会学的かつ実際的な知見を見出すことができた。
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