研究課題/領域番号 |
18K12940
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 宮城学院女子大学 |
研究代表者 |
木村 嘉代子 (藤田) 宮城学院女子大学, 生活科学部, 准教授 (90795915)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ケア / 男性の家事 / ライフコース / 男性の家事労働 / 地域性 / 記憶された家事スキル / 男性 / 家事と育児 / ジェンダー平等 / 男性の家事スキル / 高齢男性 / ジェンダー / 男性のセルフケア / 男性のケア主体化 / 生活マネジメント |
研究成果の概要 |
本研究は日本における父親・男性の家事・育児遂行が少ないことへの問題意識から、男性たちの家事・育児の実態と経験について問う。研究手法はアンケート調査とインタビュー調査である。 どちらも宮城県に限られるデータではあるが、地域的な特徴を見出すことができた。共働きが中心となったアンケートでは男性の取り組みが多く見られ、高齢者の聞き取りでは経験や幼少期の手伝いなどライフコース特有の経験を抽出することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これらの調査や研究からは、調査対象となった宮城県に住む男性たちが世代を問わず比較的多くの家事や育児をしていることがわかった。アンケートでは家事については妻年齢の上昇や妻収入が低下すると男性の行為量が増加するというニーズに応じた家事遂行が見られ、従来の研究とは異なる傾向が把握できた。インタビュー調査からは、高齢男性たちの生活経験を掘り下げることができ、負荷の高い手伝いを幼少期にしていることなどから男性たちの高い家事力に記憶された家事スキルが貢献しているものと考えられた。いずれにしても地域的な特徴と考えられ、男性のケア役割を考える際、経験、地域性といった視点の重要性を見いだせた点が研究成果である。
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