研究課題/領域番号 |
18K12948
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 龍谷大学 (2019-2022) 明治学院大学 (2018) |
研究代表者 |
有薗 真代 龍谷大学, 社会学部, 専任講師 (90634345)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ハンセン病 / 結核 / 感染症 / 患者運動 / 差別 / プライバシー権 / 自由権 / 社会権 / 新型コロナ / 社会運動 / 社会学 / 集団 / 社会保障制度 / アジール / アサイラム / 医療政策 / ハンセン病療養所 / 結核療養所 / 国立療養所 / 隔離 / 共同性 / 社会保障 |
研究成果の概要 |
本研究は第一に、戦後日本の(元)ハンセン病罹患者や(元)結核罹患者の当事者運動が、いかなる条件下で生成・展開し、かれら自身の生活状況や被差別状況をどのように改善・変革したのかを検討した。 第二に、かれらの運動が、病者・障害者一般の生活状況・福祉状況・社会保障制度の改善や、感染症罹患者一般の差別状況の改善やプライバシー権の確保において、いかなる役割を果たしたのかを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的・社会的意義は第一に、戦後日本における(元)ハンセン病罹患者らの当事者運動が、感染症罹患者一般のプライバシー権を中心とする自由権の要求を先駆的に掲げ、それを日本社会のなかに定着させてきたプロセスと、その歴史的背景(世界史的背景をも含む)、その現在的意味(現代のコロナ禍における差別対策をも含む)を明らかにしたことにある。 本研究の学術的・社会的意義は第二に、戦後日本における(元)結核罹患者と(元)ハンセン病罹患者らの当事者運動が、広く病者・障害者らの生活状況・福祉状況・社会保障制度の改善、すなわち社会権獲得運動において、先駆的に果たした役割を解明したことにある。
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