研究課題/領域番号 |
18K12969
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
|
研究機関 | 福岡県立大学 |
研究代表者 |
松岡 佐智 福岡県立大学, 人間社会学部, 講師 (00405557)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 高齢者 / 施設内虐待 / 介護老人福祉施設 / 高齢者虐待 / セルフチェックシステム |
研究成果の概要 |
介護老人福祉施設職員へのアンケート調査結果から、職種間の施設の組織マネジメントや虐待行為に対する認識の差が明らかになった。また、施設長インタビューの結果から、施設内虐待を防止するためには、職員間のコミュニケーションの活性化と職員のメンタルケアが重要であることが明らかになった。 このことから、施設内虐待防止にむけたセルフチェックシステムとしては、定期的な職員の虐待や組織マネジメントの認識状況とストレスの実態を把握するために、セルフチェックシートを開発・活用し、実態に応じた施設の組織マネジメント改善や職種や業務の特性に応じた専門性向上策を講じていく必要性が明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果から,施設の統括責任者である施設長と利用者と直接かかわりを持つ生活相談員及び主任介護職員において,施設の組織体制に対する認識,不適切ケアに対する認識及び遭遇した経験,業務上の意識に対する認識の差異が明らかになった.施設内虐待の防止のためには,施設内の虐待防止に向けた体制構築のみでなく,セルフチェックシートを用いて、定期的に職員の認識やストレスの実態を把握し,認識の状況や職員間の差異の有無を確認していくことが必要である。その上で,施設の組織マネジメント改善や職種や業務の特性に応じた専門性向上策を講じていく必要性が明らかになった。
|