研究課題/領域番号 |
18K12982
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 川崎医療福祉大学 |
研究代表者 |
仲井 達哉 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 准教授 (90758054)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 神経難病 / 家族介護者 / 医療専門職 / 関係性 / ソーシャルワーク / 仲介機能 / 媒介機能 / アドボカシー / サポート / 患者医師関係 |
研究成果の概要 |
神経難病患者の家族介護者の支援のあり方とそれに対するソーシャルワーク実践について明らかにすることを目的に、神経難病患者の家族介護者ならびに医療ソーシャルワーカーを対象とした調査を実施した。結果、家族介護者の負担感・困難感には、病状変化やケア内容に加え、主治医ら医療専門職との関係性や医療専門職の関与姿勢自体が関係していた。それと符合するように医療ソーシャルワーカーの支援は、理解促進や意思決定等の患者・家族への直接支援に加え、患者・家族と専門職チームをつなぐ実践の割合が多く、医療専門職と家族介護者の関係形成やその維持に向けた役割等、仲介機能・アドボカシー機能が特徴的に見出された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経難病患者の家族介護者が抱える負担感への支援のあり方を検討することは患者の療養環境に関連する重要策といえる。本研究では、家族介護者が主治医ら医療専門職との関係性のなかで苦慮している実態が明らかとなり、医療専門職との関係性を仲介する存在を希求していた。医療ソーシャルワーカーの支援実践では、とりわけ医療専門職との仲介やアドボカシーといった家族介護者を含むチームの形成と維持に注力している実態があった。以上より、家族介護者のニーズに対してソーシャルワークが果たす役割が効果的であることが示唆され、支援に携わる医療ソーシャルワーカーはより意識化した実践が求められるといえる。
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