研究課題/領域番号 |
18K12986
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 熊本学園大学 |
研究代表者 |
仁科 伸子 熊本学園大学, 社会福祉学部, 教授 (30707683)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 就労支援 / 農福連携 / 都市農業 / ファーマーズマーケット / 福祉から就労 / コミュニティ / 助成財団 / ビレッジ・ムーブメント / ビーコンヒル / 高齢者就労 / 地域課題解決型組織 / 社会的企業 / 就労創生 / 住民の主体形成 / コミュニティ・オーガニゼーション / 貧困 / 就労 / 失業 / コミュニティ・オーガナイザー / シカゴ / 中間支援組織 / 社会福祉援助方法論 / コミュニティ・ベイスト・オーガニゼーション / 近隣地域再生 |
研究成果の概要 |
本研究では人口減少し空地が増えたシカゴ市において、非営利組織などにより都市農業が行われ、若者や成人の就労支援の一環として活動すると同時に、フードデザートとなっている都市の荒廃地域におけるフードマーケットを開催し、新鮮な食料の供給に一役を買っている。都市農業では教育やスキルにあまり関係なく誰でも参加しやすい仕事であり、その成果がわかりやすい。参加者は、刑余者、失業者、ホームレスなどの困難を経験した人々であり、単に仕事を与えるだけでなく多様なサポートを必要としている場合が多い。例えば家庭内の家族に対する相談やサポート、就労の際に必要な履歴書の書き方などきめ細やかなサポートが実施されている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
就労支援は、生活困窮者、高齢者、障害者、貧困な人々に不可欠なサービスであるが、求職者のスキルと市場のニーズが合致しない側面もある。都市農業は、人口減少による空き地の増加という課題と就労が困難な人々に対する就労支援という二つの課題に対応しており、農産物を生産して売ることによって、さらに地域にも貢献している。本研究の課題である就労困難な人への就労支援において農業が果たす役割は大きい。今日、日本でも社王会社の就労支援事業において農業との連携事例が多くみられるが、世界的な事例を検討することによって今後、異なる対象者や生活困窮者支援において示唆を得ることが可能である。
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