研究課題/領域番号 |
18K12991
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
佐々木 銀河 筑波大学, 人間系, 准教授 (80768945)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 児童福祉施設 / PDCAサイクル / 行動評価 |
研究成果の概要 |
本研究では児童福祉施設の職員を対象に、記録・分析作業に費やす時間や負担感を低減しながら、外部支援者なしで職員の支援行動の適切な実行および利用者の支援目標の達成を促進するか検討した。まず、行動評価支援ツールの基本的なユーザーインターフェースの開発を行った。その後、児童発達支援事業所の職員5名と利用者3名を対象に、紙媒体による記録と行動評価支援ツールによる記録で、職員の記録・分析にかかる時間や負担感にどのような差異が生じるかを比較した。その結果、行動評価支援ツールを用いた記録条件において、紙媒体での記録条件よりも記録時間が短くなったことが実証された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
職員による支援のPDCAサイクルを適切に循環させるためには、ケース記録など利用者の目標達成状況を評価する業務を円滑かつ効果的に行うことが非常に重要であるものの、児童福祉施設に関する研究では記録に焦点を当てた研究は行われていない。本研究では、職員が記録を簡便に行うためのツール開発や実証した。 また、開発されたツールは多様な形態の事業所でも活用できる可能性があり、福祉・教育関連施設での職員マネジメントに役立つツールとして社会的意義がある。
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