研究課題/領域番号 |
18K12997
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 日本福祉大学 (2021-2022) 新見公立大学 (2019-2020) 大阪府立大学 (2018) |
研究代表者 |
増井 香名子 日本福祉大学, 社会福祉学部, 准教授 (30815220)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ドメスティック・バイオレンス / DV被害者 / 子ども / 支援者 / 支援方策 / 心理教育 / 面接ツール / 研修 / ドメスティックバイオレンス / DV被害者支援のためのステージモデル / ソーシャルワーク / DV / 児童虐待 / 被害親 / ストレングス / 子育て / 面接 / 当事者の経験理解 / 支援介入 / アセスメント / カンファレンス / ガイドライン / 支援 / トラウマ / 施設 / 相談 / ステージモデル |
研究成果の概要 |
本研究では、以下のことに取り組み、実践の向上に寄与することを目的に研究を進めた。(1)日本における支援現場の現状を把握し、支援者が実際にどのような困り感などを経験しているのかを明らかにした。(2)DV被害者の親としての経験およびDV家庭で育つ子どもの経験をインタビュー調査の分析から明らかにした。これにより、大人の被害者とともに子どもの安全と福祉を高める支援のあり方の考察を行った。(3)海外の実践調査や資料調査から、先進的な実践や支援の視点を学び、日本に今後導入すべき知見について検討した。(4)支援者向け研修プログラムを開発するとともに、実践で用いるための面接ツール及びガイドの作成を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、DV被害者‐子ども‐支援現場の3者の実態の把握から、支援のあり方を検討したことにある。とりわけ、これまで日本では明らかになっていないDV被害者が経験する子育ての実態とストレングスを被害者のインタビューの分析から明らかにしたことは意義があると考える。 本研究の社会的意義は、研究結果をもとに支援者に支援方策を提供し実践の向上をはかり、DVにさらされている被害者と子どもの安全と福祉を高めることを目指したことである。研究結果を踏まえ、被害者のステージに応じた支援のあり方や支援の視点、面接ツールの開発を行い、多様な支援現場に新たなDV被害者支援の知見や方法を提示した。
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