研究課題/領域番号 |
18K13012
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 大谷大学 |
研究代表者 |
岡部 茜 大谷大学, 社会学部, 講師 (20802870)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 若者支援 / 若者研究 / ひきこもり / 社会的養護 / 居住支援 / 共同生活 / 親密圏 / 居住福祉 / 社会福祉 / 離家支援 / 若者 / 社会的排除 / ソーシャルワーク / 離家 / 住まい / 居住 |
研究成果の概要 |
本研究では共同生活型の若者支援に焦点を当て、その実態を調査し、有効性を検証することを目的とした。Covid-19の流行により予定していた調査が一部実施できず、研究目的の一部についてはデータが十分に集まらなかった。成果としては、多様な状況にある若者が民間の居住支援を利用しており、共同生活型若者支援はひと月の利用料で二つのグループに分けられること等が明らかになった。また、共同生活における生活音や相談できる関係性は互いに刺激や安心を与え合うとともに、焦りや縛り合うことを生じさせ、「個的領域」を侵害する可能性があり、支援団体はSNSやスタッフのかかわりにより「個的領域」を確保する工夫をおこなっていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義としては、不明瞭で把握されてこなかった民間団体による草の根の共同生活型若者支援の実態を明らかにし、類型化やその有効性の検討に向けた示唆をえることができた点が挙げられる。こうした本研究成果は居住支援研究、若者支援研究双方に貢献できる成果となっている。また社会的意義は、居場所活動や就労支援とは別の形の若者支援を示し、その危険性と有効性を検討することにより、若者支援の実践および政策構想のために参照できる成果を示すことができたことである。
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