研究課題/領域番号 |
18K13035
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 関西医療大学 (2019-2021) 茨城県立医療大学 (2018) |
研究代表者 |
藤井 啓介 関西医療大学, 保健医療学部, 講師 (70797381)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ひとり暮らし高齢者 / 独居高齢者 / 社会交流 / 抑うつ / 地域 / 社会交流量 / 社会的孤立 / メンタルヘルス / 一人暮らし高齢者 / 心理 / ソーシャルネットワーク / ソーシャル・ネットワーク / 地域づくり |
研究成果の概要 |
本研究では,地域の社会交流水準と独居高齢者個人の抑うつとの関連性を明らかにするために,横断研究と2年間の縦断研究を用いて検討した.得られた結果では,横断研究において,軽度抑うつをアウトカムにした場合,地域の社会交流量は有意な関連性を認めなかった.一方,中等度抑うつをアウトカムにした場合,地域の社会交流量は有意傾向を認めた.また,さらに,縦断研究において,軽度抑うつをアウトカムにした場合,地域の社会交流量は有意な関連性を認めなかった.一方,中等度抑うつをアウトカムにした場合,地域の社会交流量は有意傾向を認めた.つまり,独居高齢者の中等度抑うつの予防に地域の社会交流量は関連する傾向があった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国は高齢者の住む世帯の3世帯に1世帯以上が独居世帯という大独居時代に突入すると推測されている.本研究において,独居高齢者における中等度抑うつは,地域の社会交流量と関連しそうな傾向が横断および縦断研究より認められたことより,ひとり暮らし高齢者の抑うつ予防を目指す地域づくりの指針として,地域の社会交流(コミュニケーション,見守り合い,支え合い)を促進することが重要である.
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