研究課題/領域番号 |
18K13043
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 静岡県農林技術研究所 |
研究代表者 |
豊泉 友康 静岡県農林技術研究所, 静岡県農林技術研究所, 主任研究員 (60598960)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 発芽玄米 / 加工法 / γ-アミノ酪酸(GABA) / 水溶性・脂溶性抗酸化能 / 炊飯 / 抗酸化能 / 玄米 / GABA / 発芽 |
研究成果の概要 |
本研究は、発芽玄米摂取による高血圧予防に貢献する加工法と新しい食用玄米系統の提案を目指したものである。研究の結果、コシヒカリの発芽玄米において、115℃加熱がGABA含量の加工損失を小さくし、かつ抗酸化能を高めることを明らかにした。また、この加工条件は、玄米の品種・系統間で異なる反応性を示し、S1200-4は、GABA含量、抗酸化能および総ポリフェノール含量が高まり、有用な系統であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
様々な疾患との関連がある高血圧症の患者数は、年々増加している。この予防には、血圧上昇の抑制に関連する機能を強化した食品の利用が注目される。一方で、超高齢社会の現在、高齢者は1回の喫食量が少ないため、効率的な栄養補給が必要となる。これら背景のもと、本研究では、コシヒカリ発芽玄米のGABA含量の加工損失を小さくし、かつ抗酸化能を高める加熱温度とその増加機序の一部を解明した。更に、発芽処理した巨大胚芽の系統(S1200-4)を本条件で加熱することで、機序は明らかではないが、抗酸化能に加えてGABA含量も高められた。今後、これら条件の活用により、少量の喫食で高血圧予防が期待される食品開発が可能である。
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